神戸市立医療センター中央市民病院産婦人科の真実

セカンドオピニオンの重要性 良い治療を納得して受けるために

もみ消された患者の全摘拒否:子宮全摘拒否、温存希望を伝えるも、
カルテに記入せず、裁判では聞いてないと言われました

第2章 巨大子宮筋腫開腹全摘手術 宮本医師外来


宮本和尚医師は患者の全摘拒否をカルテに記載せず、アゴニスト療法の説明もしませんでした。
患者の全摘拒否をもみ消し、卵巣も「卵巣はおいておく」の一言で、詳しい説明・相談はしてくれませんでした。
他にも患者の「手術は避けたい・傷も小さく」などの希望は一切カルテに書かれませんでした。
北正人部長医師が開腹子宮全摘と決めたからです。


・2013年(平成25年)11月7日


この日は、前回の北医師から「何かあったら、宮本医師に言って下さい。」
と言われていたので、いろいろと訊いてみようと思っていました。

部屋に入るなり、宮本医師の顔を見て、私の体の中に衝撃が走りました。
「何よ、それ。」心の中で叫びました。


そしてこんな医師に内診なんかさせられないと思いました。


宮本医師:MRIを見ながら、目を爛々と輝かせていました。
「泣蜂さんすごいですね、泣蜂さん、お腹の脂肪薄いから手術したら、お腹ぺちゃんこどころか、へこむよ。」

泣蜂 :「腹部膨満感は治まりました、着る服がなくて困っているぐらいです。」

宮本医師:「代謝が悪くて足が浮腫んでいるなら良くなるよ。」
私の足元を見ながら(その時の私はロングブーツを履いていましたが)、言ってきました。

泣蜂 :外見のことばかり言ってくるので、"チャラ男君(当時の流行語)がこんなところにいる"と思いました。
そして次のように言いました。

「開業医の先生から私よりも若い30代の人で、筋腫もまだ小さい人が突然死したとか、 N先生からも車にお腹ぶつけられたら怖いよとか言われましたけど、あまり気にしていません。
生理がなくなるのも子宮がなくなるのも寂しいから手術迷っているんです。
20年前の手術が大変で、しんどくて嫌な思いをしたから、10年間閉経までもたせられるように、 手術しないで済むように、漢方の煎じ薬を飲んできました。
閉経まで待とうかどうしようか迷っているんです。
手術と内診は避けて通りたいんです。」



宮本医師:MRIで子宮や卵巣がどうなっているという説明もなく
「子宮は全摘が目標だが癒着がひどければ子宮上部切断術になります。
子宮上部切断術だと子宮が少し残るかもしれません。
卵巣は二つともおいておきます。腸に穴があけば外科呼んで、 膀胱に穴があいたら泌尿器呼びます。」
イラストを描きながら言いました。

「卵巣は二つともおいておく」の説明にその時は納得しました。
私自身症状は何もありません、MRIで卵巣が悪いとも聞かされていません。
そもそもMRIの説明がありませんでした。


泣蜂 :「子宮全摘は嫌です、子宮はおいといて下さい。」


宮本医師:少し間をおきましたが、何も言ってもらえませんでした。

泣蜂 :子宮がなくなるのは嫌だったので、
「少しでもおいといて下さい、わざと子宮上部切断術にして下さい。」

宮本医師:「それはダメです、わざと子宮上部切断術は出来ません。」


この時、強い口調で高圧的に「ダメ」と言われ、私はその口調と言葉に怯んでしまい、訊きたい事が訊けなくなってしまいました。 そして続けて
「内診はしたくなければしなくていい、外来、入院中には内診しない、
その代わり退院の時は退院許可を出さないといけないから、直腸診をします。
退院後はお腹の上からする、その後は1年に1回開業医の先生のところで検査して下さい。」

泣蜂 :「今の手術はケロイドとかどうですか。」

宮本医師:「今の手術はケロイドにはなりにくい。」

泣蜂 :「お腹の皮膚とかたるまないですか。」

宮本医師:「それはわからない。」

泣蜂 :「咳と痰がずっと続いていて、内科で薬もらっているけど、良くならないんです。
あと過敏性大腸炎があるんですが。」

宮本医師:「筋腫が大きくて腸を圧迫しているのなら良くなるかもしれませんね。」

泣蜂 :「先生若いけど手術できるんですか、大丈夫なんですか。」


宮本医師:「手術は毎日している、外来出ている以外は毎日している、この病院だったらもっと大きい人が来る。

手術する、しないはこちらでは決められないので、次の時までに決めて下さい。
次の診察の時に採血を先に持ってきますので、採血をしたらゴーサインが出たものとします。」

それ以外には生理日を聞かれ、周期が28日と宮本医師から速攻で言われて、計算が早いのに驚きました。

この日、私はここが最後なので、訊いておきたいことがありました。
それは赤ちゃんのことでした。
あの年齢でも、あの大きなお腹でも、今の医療だから、子宮さえおいといてもらえれば何とかならないだろうか。
そんな気持ちで子宮全摘を拒否し、温存希望を出しました。
しかし、宮本医師からの口から出たのは「ダメ」の言葉でした。
それを聞いた私は、子宮をおいておくことさえできないのであれば、妊娠なんて無理だと思ってしまいました。

宮本医師がなぜ"ダメ"という言葉を出したか。
それは私に妊娠希望を言わさないために"(言ったら)ダメ"という事だったのでしょう。
私から妊娠希望を奪ったのです。
産婦人科医だったら、未婚未産婦の女性が子宮温存希望を言うのは、
その先に何があるのかという事が分かっているはずです。
宮本医師は、閉経前の子宮全摘の患者が「今さら何を言っているのだ」そんな気持ちだったのでしょう。

神戸市立医療センター中央市民病院で、二人の医師から全摘としか言われず、また手術においても、 私は何か怖い事、悪い事、難しい、どれか一つでも言われたら、 前医の開業医やセカンドオピニオンで訊いてみるつもりでした。
しかし宮本医師の話を聞く限りは悪い事、怖い事はなさそうだし、 大きい病院だから安心と思ったのと、お腹が大きいため、どこまで大きくなるのかという不安もあり、手術を決めました。

私は病院の、医師の言う事だからと疑うことも無く、信じてしまいました。



※本来ならこの日手術・検査に関する説明書(同意書)をもとにしっかりと手術の内容が説明されないといけませんでした。
しかし、宮本医師はそれをしませんでした。
閉経前の子宮全摘術において、「卵巣を二つともおいてく」などという事はあり得ません。
ではなぜ、こんな説明になったか。
それは、子宮全摘を拒否し、手術すら嫌がる私に卵巣まで取るなどと言ったら、手術しないと分かっていたからです。
ケロイドも、個人差があります。
それも私のお腹の手術痕を見ることもなく言い切りました。
そして何よりも私の言った事に対して、アゴニスト療法が出てきます。
および、私の質問「手術できるんですか」に対してきちっとした答えを貰えませんでした。
(詳細は第3章再外来6のp6 指導医について)

そして、この日の宮本医師の説明は術後に全部覆されました。
宮本医師は私の相談にはのってくれませんでした。
私の希望は叶えてもらえませんでした。
それどころか、自分の希望をかなえたのです。
何故それが言えるのか、第3章再外来3のp21手術の経験をご覧下さい。

さらに、私が宮本医師に言った事は、カルテに記載されず、後の調停や訴訟で「もちろん子宮温存の希望は聞いていない、手術を避けたい理由は特に言ってなかった。」と言われました。
カルテに記載しなければ、それで通用するのです。そして患者は泣き寝入り。
しかし、このあとの第3章の再外来で宮本医師は「希望していなかった」「納得していなかった」などと何回も発言しています。
患者の全摘拒否は本当に無かったといえるのでしょうか。


*ここでもカルテをアップします。
この日のカルテに私の言った事はさほど書かれていません。
「内診嫌がる」とあるのも正しく書くなら「手術と内診嫌がる」のはずです。
「手術の説明した」とありますが、イラストが証明しています。
創部の事は聞いていません。
このカルテは信頼できるものでしょうか。
正しく書かれているのでしょうか。
また、この日に手術・検査に関する説明書(同意書)が出されたかどうかも見て頂きたいと思います。
のちの訴訟で、病院も宮本医師も、手術・検査に関する説明書(同意書)はこの日に出したと主張してきましたが、 この日ではない事は、カルテやICレコーダーの記録(第3章再外来)からも明らかです。


この日のカルテ。私の言ったことはさほど何も書かれませんでした。 この日のカルテ。私の言ったことはさほど何も書かれませんでした。
この日のカルテ。私の言ったことはさほど何も書かれませんでした。またしてもいない説明をしたと書いています・・・。

「卵巣はおいておく」という説明のイラスト、子宮の両側に、卵巣との間に線が入っています。
「卵巣はおいておく」という説明のイラスト、子宮の両側、卵巣との間に線が入っています。

・2013年12月5日 宮本医師2回目の外来


手術をすると伝えてから、手術・検査に関する説明書(同意書)を出してきました。


手術を申し込んだところ、手術・検査に関する説明書(同意書)を出してきて、 同意書の追加手術の箇所をそのまま大きい声で読み上げました。
この時、私の中で警鐘がなっていました。
不自然なぐらい大きな声で棒読みをしました。

しかし私はそれを聞きながらも、卵巣は前回で、「残しておきます」ときっぱりと言われたし、卵巣が悪いとは聞かされていません。
取ります、悪いところだけとることもできます等の具体的な、詳しい説明は一切ありませんでした。
手術しますと言った手前、主治医に対する遠慮もあり、確認できませんでした。
その他、同意書に書かれている事を説明されました。

宮本医師:「お臍の上から切ることになります。」

泣蜂 :「そんな歪なラインになるのは嫌です、傷跡は小さくして下さい」

宮本医師:「それならお臍の横から切るようにする。」

傷跡はこの日初めて説明されました。
手術・検査に関する説明書(同意書)と診察前に採血した血液検査の結果報告書の裏面にイラストを描きました。
傷やケロイドのことを気にしていたので、小さくしてほしいと懇願しましたが、 それ以上小さくできないのなら仕方ないのかと思いました。


入院期間の説明の時、20年前の手術後、嘔吐が続き、3週間ほど入院期間が延びたことを伝えたところ、 腸閉塞にならないように薬を投与すると言われました。
その他前回処方されたフェロミアが合わなかったので、他の薬に替えてもらい、 増血の為にサプリの服用や緑黄色野菜や肉を食べるように言われました。
この日は血液検査の結果で貧血があったため自己血貯血は出来ませんでした。

泣蜂 :「次回自己血貯血が出来なかったら、手術直前でもできるんですか」

宮本医師:「自己血貯血が出来るのは手術の1週間前まで。」

泣蜂 :「輸血になるのは嫌です。」

診察後、待合で待っている時に、スタッフの方が手術・検査に関する説明書(同意書)を持って来られて、サインをし、コピーをもらいました。

*カルテをアップします。
手術・検査に関する説明書(同意書)が出てきたのがこの日が初めてであるのを、前回のカルテと比べて確認してください。
手術・検査に関する説明書(同意書)は第3章の再外来4のp37にも宮本和尚医師が発言しています。


この日のカルテ。同意書はこの日出されました。 この日のカルテ。 この日のカルテ。ここに同意書が出されたのがコメントされています。
この日のカルテです。3枚目のカルテに同意書が出されているのが見られます。
同意書。卵巣・卵管に関しては書かれていることをそのまま読み上げました。
同意書。卵巣・卵管に関しては書かれていることをそのまま読み上げました。
この日の血液検査の結果。 血液検査の結果の裏側に、手術痕のイラストを描きました。。
傷の説明は、この日初めてでした。この日の血液検査の裏側に手術痕のイラストを描きました。



・2013年12月12日 宮本医師3回目の外来


前回、貧血で貯血できなかったので、
泣蜂 :「鶏のレバーとか頑張って食べたんです。
好きじゃないから食べて、もどしそうになったんですけど、もったいないから飲み込んだんです。」

宮本医師:「ハハハ。前回より結果が良いから自己血貯血します。
手術開始時間は11:00~11:30で、2~3時間かかります。」

泣蜂 :「先生いつお昼ご飯食べるんですか、お腹すかないんですか、大丈夫ですか。」

宮本医師:「いつもの事だから、慣れているから大丈夫。」

この日診察後、自己血貯血をしました。
処置室の中でも少し休みましたが、処置室を出た後もフラフラ感が出てきて、処置室の前の長いすで休みました。
また翌日の会社出勤の時も、会社の手前でフラフラして気分が悪くなったので、バス停のベンチに座って、休んだのを覚えています。

神戸市立医療センター中央市民病院 卵巣嚢腫


退院後に見た病院のホームページの中に、子宮筋腫や卵巣に関する病気の説明や治療方法がが載っていました。。


卵巣嚢腫の中に、チョコレート嚢腫についての説明がありました。

古い出血が溶けたチョコレートのように見えるため卵巣チョコレート嚢腫という

どこでも言われているチョコレート嚢腫の当たり前の説明でした。
さらにあったのは、その治療法としての説明の中に、

閉経前の場合は、卵巣の健常部分を残す手術も可能。

でした。
しかし、宮本和尚医師は術前にこのような説明(核出術)・相談は無いどころか、

DR:うん、だから、はっきりわからんから基本的には残せるって事ね、だから。

と説明し、

DR:それは、それはお腹を開けてる間、そんな相談できないですからね。

「残すと言いながら実はとる気満々だった」という顛末でした。
(赤文字は第3章再外来での宮本和尚医師の発言です。)