神戸市立医療センター中央市民病院の真実

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良性疾患は術前検査は必要ない、直接診断はお腹開けてみて流動的に考える
術前にはおいておくと言われた卵巣はチョコレート嚢腫だった!?

第3章 再び宮本和尚医師外来へ~話し合い始まる~再外来2

組織診断票で内膜の確認が出来なくても、見た目でチョコレート嚢腫と判断する。
腐っていたという表現が一番。MRIは補助診断で、直接診断はお腹開けてから、流動的に考える。
良性疾患は術前検査は必要ない。


・2014年7月31日 宮本和尚医師


診察前に入る前、待合室で待っていると、腰までの短い白衣を着た男性が走ってきて、診察室へと入っていきました。
走ってくる足音で、私は振り返り、その男性と目が合いました。
私は事務方の人が一緒に入るのかなと思いました。
しばらくすると診察室から不自然なほどの二人(宮本医師と男性)の甲高い笑い声が聞こえてきました。
弁護士と同伴してくるとでも思われていたのでしょうか。
“何を私が一人でのこのこ来ているのだ”と言わんばかりの笑い声に聞こえました。
そしてその男性は診察室を出ていきました。

p4 組織診断票について

DR:だからそれは、子宮内膜症は子宮内膜症ですね、それはそれで、だから診断 は子宮内膜症でいいんです。 それはさっきも言った臨床的に肉眼的に見て、子宮内膜症ですからね。

別に組織が伴ってなくても子宮内膜症は子宮内膜症といいますから、うん。


p14 術前の私の様子

DR:元々ね、泣蜂さんが手術をね、したいかしたくないか、あんまりはっきりしていなかった。


p15 MRIの卵巣

DR:そこに話合わせますね。
普通の別に特別なるかわった卵巣がね、腫れてるわけじゃないから、そりゃもう子宮。

泣蜂:腫れてるわけじゃない。

DR:なかなかもう子宮が大きくなりすぎて、わからないです。
本当に卵巣が腫れてる人っていうのは本当もう5cm、10cmっていうんなら、わかりますけど、やはり 3cm、4cmそこらへんのものに関しては子宮筋腫がこう圧迫し過ぎて、もうわかんないです。

泣蜂:えっ、MRIで。

DR:MRIでわからないんちゃいますかね。

泣蜂:MRIでこの前、見せてもらった。

DR:わかった。ちょっと待って下さいね。

泣蜂:MRIで私も見てわかるぐらい、はっきりと腫れてた。

DR:ありましたっけ。

泣蜂:腫れてましたけど。

DR:あっ、そうやった、ごめんなさい。ちょっとね、あまり、揚げ足をとらんようにして下さい。 話はちょっと普通に正確に話しましょう。
お互いその傷つけあう話じゃないですから。 (MRIで)これが右の卵巣ですね、だから右の卵巣、こっちが左の卵巣ね、左の卵巣に関しては。

泣蜂:左は、えっ、どれどれ。

DR:これですね、これ左の、右に関してはこれですね、こういうのがもう黒い出血なんでしょうね。 まあこういうのがチョコレート、ただ大きさ的には、でもあの、この前ちょっと僕どう言ったかはちょっと覚えてないですけど、 あのー卵巣に関しては、大きさに関しては明らかにさっきも言った、5cm10cmみたいに大きくはない、大きいとは思えないですよね、うん。

ただあのチョコレート嚢腫としてあっても全然あのー矛盾はしない。 これこういう形見たら、まぁチョコレート嚢腫かなと感じがします。

もちろんすごい大きいわけじゃない、これ実際、大きさでいったら3cmですかね、 やはりさっきも言いました3cmぐらい。

泣蜂:3cmぐらいですか。

DR:そうですね。

泣蜂:3cmぐらいでとらないといけなかったんでしょうか。

DR:そうですね、さっきも言ったけど。

泣蜂:前、なんか5cmぐらいだから取らないといけないんですとかって仰ってましたけど。

DR:うん、もちろんね、直接、ではお見せしますと、(摘出した卵巣の写真)えー、 まあ実際、これがね、卵巣、卵巣嚢腫ね、これがさっき言ったチョコレートでしょ、これチョコレート嚢腫、やっぱり3cm割面3、4cmぐらいね、やっぱりね、 4cmぐらいかな、やっぱり、割面入れているからわかんないですけど。

泣蜂:割面って。

DR:割面っていうのは割るっていう事ね。

泣蜂:割ってるんですか、それ。

DR:割ってますね、だからこれチョコレート色したものが見えたから、 これはチョコレート嚢腫と診断がつくからね、これね、これ別に出血じゃないから、 どす黒い色やからこれはもう卵巣嚢腫として診断、 臨床的にもうそれで問題ないですね。はい。うん。はい、他は?

p17 卵巣の説明について

泣蜂:この前のMRIを見せてもらったのはあれが初めて。術前にも見ていない。
私ね、その、卵巣のことを何も聞いていないんです。


DR:そうですね、正直こちらもあまり、確かに言わなかったということは申し訳ないなと思うけど、 同意書には書いていますけど、 実際にお腹を開けさせてもらってこう流動的にやはり一番ベストだ。

実際じゃあこれを、とった方がいいかとらんかった方がいいかって言ったら、間違いなくとった方がいいですからね。
だから基本的には手術とすれば、僕らはお腹を開けてみて、 ご自身の中でさっき言った ように癌化とか、その将来的なその卵巣嚢腫がひどくなるのを考えたうえでやっていますので、 取ったことに関しては間違いなく良かったと思うんです。

泣蜂:ただ、その説明が、最初にね、なかった。

DR:そうですね、説明書・同意書読んでいただいたらいいと思う。

たぶんちゃんとそれも言いましたけど、そこは流動的にこちらで大事なとこは判断さして、 手術手技が変わるっていうのは書いていると思いますけどね。

卵巣はっていうのは確かに直接たぶん言ってなかったと思いますんで、 それは申し訳なかった。


泣蜂:入院中にも何て言われたか。すごく釈然としない感覚があって、何でこんな後から後から言われるのか。
仕事ができなくなって、頭クラクラして、ぼーっとする、仕事中に。

p20
DR:入院前はだからさっきも言いましたけど、その流動的にするから、実際は、 お腹を開けてみて、最終的に子宮筋腫ね、子宮が大きすぎてもうわからないですからね、うん、まぁ流動的に。

泣蜂:あのーわからないっていうことはなかったですよね。

DR:あっ、画像上、右の卵巣がちょっと、 チョコレート嚢腫のように光ってあるのは見えるんですけど。

実際はそれとるべきなのか、おいておくべきなのかっていうのは、直接肉眼的に見ないと分からないですからね。

泣蜂:ただその、その説明が全然何もなかったんですよね。

DR:ああ、そうですか、それはすみませんでした。

泣蜂:いやいやいや、先生そんな、ちゃんと説明してくれないと困る。

DR:いやー、一応すみません、説明したと思ったと思いますけど、すみません、 それは説明足りてなかったです、失礼しました。

泣蜂:いやいやいや、それはちょっと困ることではないでしょうか。

DR:うん。

泣蜂:そんななんかあっさりばっさり切られてしまったら、何か私としてもすごいショックだったんですよね。

DR:わかりました。そうですか。すみませんでした。

泣蜂:でね、入院中のその説明の元に戻っているというのも、 まるで卵巣がありますよっていうように、こっちとしては、とれてしまうんですね。

DR:すみません、そこはだから申し訳ない、だからさっきも言いましたけど、 言い訳は言う事もなくて、まあそこでただ説明してなかったので。

p22 術前の私の様子

DR:それでもう、泣く泣く手術をされるという話をいただきましたよね。


泣蜂:泣く泣くじゃなくてね、私としてはまだ迷ってますとは言ったと思うんです。

DR:その後やっぱり、子宮がこれだけ大きいなら、まあ手術をしますという話はたぶんされたと思いますよ。 そうカルテには書いてますけど、うん。 そこにあの卵巣は、逆に言えば卵巣を、とった、とることならば手術はしませんとは仰ってませんでしたよね。

泣蜂:うん、ただ、その話を聞いてたら、ちょっと考えようかなみたいな。

DR:うん、それはだからさっきも言った話は、それは付属の話です。
だからさっきも子宮が大きくてさっきみたいに亡くなる可能性があるから手術するかしないかっていう話になって、 子宮を結局はあのー卵巣はじゃあ、それをとるとらない話はあとから付属、付け加えてる話になっちゃいますよね。

p23

DR:実際に僕らもいろんな方、精神的なこと加えた方、いろんな手術をしてますから、 手術してちょっと精神的におかしくなったとか、精神、手術して手術後仕事ができなくなったっていう人も、確かに見てます。
うん、ただそれは手術、手技ね、手技っていう事に関してそれは間違ってやった訳じゃなくて、さっきも説明不足でそれで、 ご自身が納得されていないことに関してはさっきも言いましたけど非常に申し訳なかったという事はちゃんと本当に謝ります。

だからそれに関して医学的な話をすれば間違ったことはしてないので、それは理解していただきたい。
説明不足に関しては非情に申し訳なかった。

p24 本当にチョコレート嚢腫?

泣蜂:ただそのね、写真で見る限りはチョコレート嚢腫だったんでしょうかね。

DR:そうですね。

泣蜂:ネットで見てみたら、腫れてても、生理の周期的なものもあるしみたいな事も書いてあるしね。

DR:うん、それは仰るとおり、それはわかります。
生理の周期とかそこら辺はちゃんとわかります、はい。

泣蜂:うん、まあ、それの違いっていうのは、先生はわかるわけですか。

DR:そうですね、それはもう何百例何千例している。それはもちろん。
あのー手術中にね、判断してます、はい。

指導医について

泣蜂:でね、私最初にね、先生若いけど大丈夫なんですかって聞いたんですよね、 そしたらね、手術は毎日してる。外来出ている以外は毎日してるとかって、 もっと、ここの病院だったらもっと大きい人が来るとかって仰ってたんですよね。
じゃあ大丈夫なのかなーとかって思ったんですよね。

DR:医療行為としてだから間違いは特にやって、 間違いないことはやっていませんっていう事を言いたい。

だからその手技という、さっきの説明、説明ね、落としてしまったことは申し訳なかったという事ですね、うん。

泣蜂:でね、入院中にね、言って来たのがね、難しかった難しかった。

p25
DR:そりゃ、難しいか難しくないかっていうのはそりゃ本当に難しい、 その為にね、この子宮上部切断術っていうか、本当にまれ。

経験が少ない人っていうのはもう子宮をとることしか考えてないので、さっきも言ったように、 もう本当に膀胱に穴をあけて、いわゆる損本当、損傷して、たぶんとると思います。 逆にまぁその経験があるから、さっき言ったこれ以上したら危険だっていうのが分かってるので、 ここで止めてやってきたっていうのは言えるかもしれません。


泣蜂:でね、そのね、難しかった難しかったって仰って、 でね、いつもだったら下の先生二人つけてやるけど、今回は難しいのがわかってたから、上の先生についてやってもらって、で。

DR:うん、そうですね。

泣蜂:とるかとらないかは上の先生に判断してもらった。

DR:上の先生と判断したっていうことですね、上の先生と、そやね、うん。

泣蜂:あー、もう私それ聞いて、ぞーっとしてね。

DR:上の先生と、です。

泣蜂:上の先生と、でね、上の先生って言うからね、 よっぽど偉い先生なのかなとかって思ってたらね、いやいや。

DR:いやいやいや、そりゃもうちゃんとあの僕より一番信用できる、 ちゃんと技術的には優れてる先生と一緒にやってますからね。
それは大丈夫です。

泣蜂:なんか年はかわらないしとかって思ってね。

DR:申し訳ないですけどね、年がいってるから偉い人、うまいとかはまた別ですからね。


泣蜂:そうですか。

DR:逆に年いってる人は手術そんなしてないですから。 もちろんあのー比例している人も。

泣蜂:北先生ぐらいだったら。

DR:北先生はもちろんこの日は部長ね、これは、入れないっていうか、うん。

p27 入院前の外来での卵巣の説明

泣蜂:卵巣はどういうふうに言ったかっていうの覚えてらっしゃいますか?

DR:いや、そこまでもう細かく覚えてないですね、だからさっきから、 どう言いましたかって訊いてるんですけど、全然言ってくれないから、わからないです、うん、それ。

泣蜂:卵巣は二つとも、残しておきますってきっぱりと言いはったんですね。

DR:たぶんね、そう言うでしょうね、普通に考えたら。


p30
泣蜂:入院中にもこの絵(入院中に宮本医師がかいた子宮と卵巣のイラスト)を見る限りでは(卵巣切除の話は)してもらっていない。

DR:いやだから、それは申し訳なかったっていう話やね。

泣蜂:やって。あの一番その私としてのポイントはその、術前なんですよねぇ。

DR:うんうん。

泣蜂:術前にまぁそういう説明なかったしなぁっとかって、この絵(入院前の子宮と卵巣のイラスト)はね、なかったんですよねぇ。

DR:・・・(返答なし)

退院後の卵巣の説明

泣蜂:さほどね、1月の外来の時に卵巣をとったっていう話を聞いて、 でチョコレート嚢腫、腐ってた、腐ってたって言われたんですよね。
その言葉もすごいショックだったんですよね、 そのチョコレート嚢腫自体も、病気の説明っていうのも、なかったと思うんですよね。そんな説明してくれない。

DR:そうです、まぁとったものに関してねぇ、率直にまぁ腐ってたっていう表現が一番表現なんで。

まぁ昔の出血が繰り返して、チョコレート嚢腫って大きくなってきまぁ昔の出血が繰り返して、 チョコレート嚢腫って大きくなってきますんで、それこそ腐ってったっていうのでチョコレート嚢腫っていう表現を言ったのかもしれませんね。

泣蜂:腐ってった、あの当たり前のようにその言葉を使ってるわけ。

DR:そうですね。


泣蜂:えっ。

DR:もう皆さんそっちの方がたぶん。

泣蜂:えーっ。

DR:あぁそんな汚い言葉やからって、 そんなものやったらとった方がいいっていうことでまぁ理解されるかなって思って言ってるかもしれませんね。
逆に言えば他の表現があんまりないですからね。



p34 手術が難しかった理由

DR:できることは、癒着を剥がせるとこは剥がしています。
基本的には卵巣の、子宮内膜症っていうのは、一つは卵巣が腫れてくる形ですね。
あとは癒着っていうね、まわりの組織を取り込んで、卵巣とかまぁ卵巣じゃなくても腸どうしが くっつくっていうのがありますんで、それとまた手術した既往であるその癒着っていうのはまた別なんですね。
非常にそれ難しいっていう事ね、そういう意味で難しかった手術は、うん。

p36

DR:その手術前はその卵巣に関しては一切言っていません、それはね。 言ったことはだいたい書きますんでね。

ましてや泣蜂さんのキャラクター見たましてや泣蜂さんのキャラクター見たらねぇ、 ちょっとはっきり書かんとあかんってねぇ、あとで揉めそうやとわかっていたんでね。

泣蜂:揉めそうやとわかってた。

DR:性格的なもの、だいたいお会いしたらすぐだいたいわかりますんでね。

p37 北医師からの指示・手術について

DR:北先生から、卵巣はどうせいとも言われてませんでしたからね。
だからそういう意味では、ちゃんと言われたとおりやるという事ベースなんでね、うん。


泣蜂:北先生からは指示はなかった。

DR:そうですね。書いてないですね、AT子宮・・・よろしくお願いします。

泣蜂:子宮。

DR:うん、そうですね、だから子宮筋腫に関しては、指摘はありますけど、 卵巣に関しては指摘されてないですね、うん。
北先生からは、だから同じように、だからこっちも把握してまぁ説明したっていう事になりますね。

p38 MRIの卵巣は術前にわかったか

DR:そうですね、そこまで大きく、子宮筋腫なければね、もっとわかりやすいね。
さっきも言った、5cmね、40歳以上でね4cmぐらいの卵巣嚢腫の人ってもうねぇ、 子宮が普通ね正常やっても、そこで卵巣だけがボコッと、浮いている状況やからそしたらもう腫れてるってわかるけど。

泣蜂さんの場合、その巻き込む泣蜂さんの場合、その巻き込むようにこう筋腫がね、 あのー全体あるから、そこに関してはわかりづらかったと。


泣蜂:でも、先生ちゃんと、ちゃんと教えてくれたじゃないですか、今。

DR:あっ、だからそれは結果的にいえる話で。その時に言ってたか、どう、 その時に言いました、僕は、卵巣に、言ってなかった言ってましたね。

泣蜂:んっ。

DR:卵巣に関しては一言も触れてなかった言いまし、で、後は、それであのー残す、残すって、言いましたよね、ちゃんと二つ。

泣蜂:卵巣は二つとも残しておきますって仰ったんですよね。

DR:うん、そうですね、だからその時はだから卵巣は腫れてるっていうのは、 まぁーたぶん把握できなかったんでしょうね。

泣蜂:把握できてなかったんですか? なんか先生、言うてることがなんかどんどん食い違ってくる。

DR:そうですね、やっぱり画像ではもうなかなか、画像っていうのはねぇ、 さっきも補助診断ですからね。
あのそこで診断がつくわ、あのーあのーえー間接的なあのそこで診断がつくわ、 あのーあのーえー間接的な診断ですから。
本当の診断っていうのはお腹を開けてみて直接的に診るっていうのが診断ですから。
MRIもねぇ例えばあの超音波もねぇすべてそれは補助、それはあのー別に補助診断っていうのは、 手術までのその補助っていうことでね、さっきも言いましたけど、 お腹を開けてみてやっとわかることってよくありますんで、そこで正直右の卵巣やと思ったんが、 左の卵巣やったっていうのもたまにありますしね、まぁそういう癒着がひどいとか、 さっきも言いましたけど卵巣と思ったら全然卵巣じゃなかったっていう人も全然いますから。
お腹を開けてみてね、お腹手術せずにお腹閉じてくる人もたまにはいますしね。

p39 術前の検査について

DR:悪性を疑うものでなかったら、正直まぁ1年ぐらいはそんな変わりませんので、 基本的にはMRIで改めて撮るという事はもう考えにくい。


泣蜂:その手術前に卵巣はどうなんだろうとかっていうような、 そのMRIでそんなはっきり把握してなかったとかって、今仰るんならね。

DR:正直、わかんないですよ、だからさっきも言いましたけど、うん、うん。

泣蜂:卵巣はどうだろうとかっていうような、例えばお腹の上からエコーをかけてみるとか。

DR:お腹の上、お腹、お腹開けてみてそれ流動的に考えるという事ですね。



p40
泣蜂:そのーMRIでそのー黒っぽくなってたから、これチョコレートですよねとかって、最初の方にまぁ仰ってましたよね。

DR:ちょっとそこまでもう覚えてないです。

泣蜂:今の、今の話ですよ。

【宮本和尚医師の発言とカルテの記載の違い】


カルテに書かれていることをそのまま写しました。最初に私の質問を書きだし、 矢印の後に宮本医師の答えを書く、対話形式になっているみたいです。 項目最初の数字は便宜上、付けました。

この日のカルテの内容は

(1)・手術前に両側卵巣は残すと言っていたが結果的に右卵巣を切除しており、術前に言っていたことと異なる。
⇒手術前には子宮筋腫に対しての治療方法のATのみの説明であった。
ATの手技の説明にて卵巣は残しますと伝えたと思われる(その時の詳細の内容・発言までは不明)。
しかし、同意書の中で術中所見により卵巣・卵管などの追加手術が必要な場合がある事は説明済み


(2)・術前に卵巣嚢腫は分からなかったのか?
⇒子宮内膜症の状態になっていたことは予想が付くが、子宮筋腫が大きくて何cmかは分から無かったと思われる。
後から見れば右卵巣が腫れているように見えるが、切除すべきが否か判断する様な大きさではない。
開腹時には実際に腫大していたため下記に理由にて切除した。


(3)・どうして右卵巣を切除したのか?
⇒右子宮内膜症性嚢胞4cm大であり、左卵巣が正常大であった。
40歳以上で4cm大以上の大きさならば癌化のriskも考慮して切除した。
手術前には説明不足であった可能性があり、その部分に関しては素直に謝ります。
ただ、臨床的には間違った手技は行っていないと思われる。


(4)・切除した卵巣は子宮内膜は認めないと書いているが?
⇒病理で内膜成分が確認できなくても、立ち会ったDrで肉眼的に内膜症性嚢胞と診断しました。


(5)・卵巣を取るならば手術しなかったかもしれない?
⇒そんな話は術前に聞いていなかったと思われる。
前医の川口先生からは子宮筋腫が大きすぎて、 突然死の可能性もあり手術を勧められて受診した。
自分と初めて会った11月7日も子宮の手術を説明して、 その手術にまだ踏み切れていた状況でなかった。
一端帰宅して持ち帰って12月5日に突然死になっても困るからという理由もあり手術を希望されている。

(6)・術後の説明の時に、入院中の説明の時には子宮上部切断術
⇒最初の説明の時に右付属器切除術を行った事を説明していなかった事は大変申し訳なかったです。 真摯に謝った。
言い訳を言わせて頂くと本来なら術直後にご家族に標本を全てお見せして手術の説明を行い、 その説明書を元に後日本人に説明するようにしている。
ただ今回は術後の家族への説明を本人が希望されなかったので、 手術後時間が経ってからの説明であったので、見落としてしまったと思われる。
ただ、それは理由にならず申し訳なかったと伝えた。


(7)・手術が困難であることが予想されたので上級医の先生を付けると言っていたが、 後から聞く(青木先生)と北先生や年配の先生では無かったのはなぜ?
⇒自分が信頼できる上手な先生と思っております。年配の先生は上手な先生もいれば、 年齢と相関せず上手でない先生もおられる。
どちらにせよ今回の執刀のメンバーで行えると術前に判断して、 実際に必要な手術は完遂できたと思っています。
上の先生が北先生や他の先生であれ手術内容は変ってないと思われます。


(8)・手術は若い先生が行っても同じであったのでは?

⇒手術操作は非常に難しかったので若い先生が行っていたら状況が変わっていたかもしれません。 癒着剥離の方法や、子宮下部と膀胱が強固に広範囲に癒着していたため単純子宮全摘術を行っていたら膀胱損傷になっていた確率は高いと思われる。 自分は子宮上部切断術の経験があるためその見極めは術中に的確に行えたと思っている。




(9)・術後に手術が難しかったと言われたことが心配になった。
⇒実際に手術操作は難しく、できる限りの事を安全に行った。難しかったと伝えることは主治医として当然と思われる。

基本的に本人の言っている事は執着しているものの正しいので自分としては丁寧に対応して、謝るべき所はしっかり謝った。
今後も話を聞きにくる印象があるが、真摯に対応する予定。話が平行線の状態や訴訟の方向に向かうなら医事課に入ってもらう。
精神的なダメージに関しては精神科と連携予定。精神科・松石先生に相談して、今回の件でしんどいや仕事ができない等の症状があれば一度受診してもらう。
(終)

私からの質問として、
・術前に卵巣は二つともおいておくと言われたという事

・入院中の卵巣の説明、MRIでチョコレート嚢腫の可能性があったという事

・そしてそれはカルテに書かれているのかという事

・難しかったと後から言われた事、指導医の事、事前に検査をしなかった事


などでした。

【結果】
(1)に関して
(その時の詳細の内容・発言までは不明)とありますが、「卵巣はおいておく」のイラストまで書いています。p27
p17でも、術前に卵巣の説明をしていないことを認めています。
カルテにはイラストの記載はありません。これはどういう事でしょうか。


(2)に関して
カルテに決して書かれていないのが、“患者に対してMRIの卵巣をチョコレート嚢腫と説明した”です。
実際、カルテには、“後から見れば右卵巣が腫れているように見える”です。

p15やp20で散々、MRIで「チョコレート嚢腫」と発言しておきながら、 その記載は一切ありません。
患者に対しての説明とカルテの記載は明らかに違っています。


東大病院セカンドオピニオンでは、"積極的に子宮内膜症を疑うものでない"と言われました。
他院でも「チョコレート嚢腫」とは言われませんでした。ただの”卵巣の腫れ”でした。
宮本医師が言っていたような「子宮が大きすぎてとか、子宮に巻き込まれてわかりづらいとか」は一切言われたことはありませんでした。
患者には嘘を説明しても、カルテに書かなければ、それでOKという事です。
いつもこのような事をしていたのでしょうか・・・。

(3)に関して 説明不足(卵巣に関しては一言も触れてなかった、で、後は、それで残すって、言いましたよね、ちゃんと二つ。p38)  =お腹を開けさせてもらってこう流動的にこちらで大事なとこは判断さして手術手技が変わる(p17)=好き勝手をするという事です。
手技が間違っていなければ、患者への説明不足は当たり前のようです。

(7)と(8)に関して
この二つは明らかに私の質問した事ではありません。
私は術前に指導医が付くとは聞かされていなかったのは明らかです。
そして、それを「あとから」言ってきたのでした。
また「北先生でも手術内容が変わってない」と記載されているが、 腹腔鏡の認定医とそうでない医師とでは明らかに結果が違ってくるはずです。
(実際、東大病院ではアゴニスト療法をしてから腹腔鏡でトライです。
訴訟でも、北医師は「私が妊娠温存希望あれば核出術した」と言ったのです。)


(9)に関して
「術後に手術が難しかったと言われた事が心配になった」とあるが、 本来なら、術前に説明されるべきことを「あとから」過去形で伝えてきたのです。
術前に説明を受けていたら、私がこのような発言をする事はありませんでした。
いかに説明不足かという事です。
手術が困難であるとも、上級医がつくとも術前に説明が無かったのは明らかで、 すべてが「あとから」です。
カルテの記載は、事実とは異なる点がいくつも見受けられます。
(7)と(8)では、質問の内容自体に矛盾が生じています。
このような質問をするわけがなく、国語能力に疑問を感じます。

他にも
・p14の「泣蜂さんが手術をね、したいかしたくないか、ねぇ、あんまりはっきりしていなかった」、
p22の「泣く泣く手術をされるという話」、 「さっきも子宮が大きくてさっきみたいに亡くなる可能性があるから手術するかしないかっていう話」があります。
これらの発言で私が手術を、全摘を拒否していたという事は明らかです。
しかし、術前の「全摘拒否」の私の発言はカルテに書かれていませんでした。 すでに北医師によって、開腹子宮全摘と決まっているからです。患者の全摘拒否をもみ消したのです。
さらに子宮が大きくなければ、アゴニスト療法で子宮が小さくなれば、 手術しないという事が宮本医師には分かっていたはずです。


・p24の「医療行為としてだから間違いは特にやって、間違いないことはやってませんっていう事を言いたい。」の発言。
この発言の間違いないことはやってませんというのはどんなまちがいをしたのか、 それとも日本語が、文法が理解できていないのか。  日本語で二重否定は肯定の意味になるのではないでしょうか。


・手術を決める前には「卵巣はおいておく」と言い、手術をすると決めてから、同意書を出してきて、 同意書に書かれている「追加手術」のところをそのまま読み上げただけで、悪ければどうするか、核出やチョコレート嚢腫だと癌化の可能性があるというような具体的な説明・相談は一切ありませんでした。 9月にもそれを裏付けるような、

「それはお腹を開けてる間、そんな相談できないですからね。」

p56と発言しています。 だからこそ、本来なら術前に説明相談がなされるべきはずです。


・p30で卵巣の説明が無かったという私の質問に対し、自分が答えに窮すると黙り込んで回答しないという事もあった。 これは11月7日に私が全摘拒否をした時も同じでした。


・p37に北先生から言われた通りやることベースとあります。私が宮本医師に何を言っても(全摘拒否・傷を小さく)仕方なかったという事です。


※この医師の説明やカルテの記載に問題は無いのでしょうか。