神戸市立医療センター中央市民病院・開腹子宮全摘手術の真実

子宮筋腫で悩む方にいい治療を受けて頂くためのサイトです

医師の説明不足?もう一度卵巣や子宮の話を聞いてきなさい

第2章 巨大子宮筋腫開腹全摘手術 医療安全相談窓口


退院後、宮本医師の説明に不信感を持つようになり、どこかで相談できるところはないかと思いました。

【ボランティアの医療電話相談】


退院後5月

・なぜ、卵巣の事を最後に言われているのですか、そこがおかしい。

・MRIの説明は説明義務が発生する、(説明の内容が)2の人もいるが5の人もいるし、 10の人もいるが、全くないというのは聞いたことがない。

・医師は手術の前にここも悪いのではないか、他にも悪いところがあるのではないかと検査してから、 クリアにしてから、手術するもの。

・卵巣は問題にしなくていいのか、チョコレート嚢腫でなかったのかどうか、 どこで見つけるべきだったのか、開けてから発生するのがおかしいのかおかしくないのか。 開けなかったら分からないものではない。

・開いて分かった結果でこうこうしました。そういう説明がなされていない。 医療者側が認識している。タイミングを逃さず、適切なタイミングで 適切に説明する。

・50,60代の医師はインフォームドコンセントの勉強していないが、30代は勉強しているはず。

・第3者に診てもらう、自分でパソコンで探して,大学の医学部(主治医の出身以外の大学)で診てもらう。

・医者の方はピリオドになっている。終わった事に対して、訊きに行くと、クレームなのかと思う。


※"子宮筋腫・内膜症体験者の会たんぽぽ"をここで教えてもらいました。 会員数が多く、いろいろな情報が集まってくるとの事でした



【医療安全相談窓口】


退院後7月~
・この手術しかなかったのか? すぐに手術する必要はあったのか、北医師を待っていても良かったのではないか。

・病院の中でこういう患者は閉経まで待つということはないんでしょうか?

・王選手が内視鏡で胃の全摘をした。

・卵巣の説明なかった。もしかしてとることもある。リスクの説明。
卵巣をとらない方法は無いのかと患者から訊く。
腐った組織データ、念のため他の婦人科の医師に見てもらう。

・卵巣や子宮のことを訊きに行きなさい。
入院中の卵巣の説明で絵とか見せていい。
元に戻っている、どういうふうに言い間違ったのか?

・有明病院で子宮の手術や、羽島市民病院でチョコ嚢腫の事をホームページで出しているから見てみるといい。

・指導医がつくことも、「今回の手術は難しいので上の先生についてもらいますから安心して下さい」 という説明があるべきで、なぜそれが言えないのか。


・手術をする前に悪いかもしれない、取るかもしれないという説明を聞いて、 患者は自分で考え、覚悟を決めて手術を受けるのです。

今回良い事ばかり言って、あとから悪いことを言っているから患者はショックを受けるのです。
良い事ばかり言っているからセカンドオピニオンに行く道もふさがれている。


・MRIの所見を説明する、治療方針を述べる。
説明なかった、この気持ちをストレートに言う。 MRIではこうだけれども、お腹を開けてみてわかる部分もある。 こういうやり方もあるが、僕はこうやる。
なぜ私はこれを選択するのか?いろんなやり方の資料を集めてもらって検討する。

・他のやり方あったとなれば、このことは何故お聞かせいただけなかった?

・院内カンファレンスで難しい症例、どういう意見が出ていたか? 部長どこに行かれた?

・先生には丁寧な思いやりを持った説明、気持ちが理解できていない。

・1回目から、手術を決める前から追加手術言ってくる、今すぐしないとどうか、 すべてを話してもらって決める、それが普通。
普通なら両方言って考えさせて、きちっと正しい情報を与えて患者が考える。

リスクを聞かされていないから、問題が起こる。


・先生のリスクとあとから私が聞かされたリスク、開腹してみなければわからない。 もしそうであればこうします、考えさせて下さい。 良い面悪い面、こうなったらこうする、承諾してください、という流れになる。 きちんと説明されていれば覚悟ができる。

覚悟がないから精神的に苦しむことになる。


・いることは言わないで、いらない事は言ってくる困った先生ですね。

・手術後に、医師がきちんと説明をしていないが為に、自分の身体がどうなっているのかわかっていない患者がいる。


・医者のした事に文句が言えるのはその患者か、他の医師だけです。

【神戸市医師会産婦人科NI先生】

当時、神戸市医師会では病気の事を教えてくれる電話相談を行っていました。
卵巣の事で納得できなかった私は、チョコレート嚢腫と出血性黄体嚢胞の事をパソコンで検索したり、 図書館に行って医学書を調べたりしていました。
それでわかったことは、チョコレート嚢腫と出血性黄体嚢胞は間違いやすいという事でした。
チョコレート嚢腫と診断されて、手術したら出血性黄体嚢胞でしたという事はよくあるという事でした。
ただどうしてもわからないのは、チョコレート嚢腫の出血の血の色はチョコレート色のどす黒いという事が分かっても、 出血性黄体嚢胞の出血の色が分かりませんでした。
そこで神戸市医師会副会長のNI先生にお伺いしてみたところ「どす黒い」という回答が返ってきました。
そして「わからないことがあれば、主治医の先生に訊けばいい」とも言われました。


※神戸医師会においては、今現在は、私がしたような相談窓口は設置されていません。

【嘱託医の先生】

さらに当時勤めていた会社の嘱託医の先生にも相談していました。
嘱託医の先生に教えてもらったのは、11月7日の外来で、宮本医師が描いた子宮と卵巣のイラストで「これを見れば、 子宮だけとって、卵巣は残しておくと言ったのがわかる。」でした。
また、MRIで7月17日「これだけ腫れていた、チョコレート嚢腫だった」の発言の事も、 その事が入院前のカルテに書かれていて、「おいておく」と言ったのなら悪質ですねと教えてくれました。
そしてその時のカルテを確認さしてもらったらどうですかとアドバイスしてくれました。

※医療安全相談窓口では、何回かにわたって、宮本医師との話し合いで言われたことをその都度、相談させてもらっていました。
医療安全相談窓口ではおそらく子宮筋腫の手術そのものがおかしいと言われていたのかもしれませんが、 そもそも私は開腹全摘術しか治療方法がないものと思い込んで手術を受けました。
さらに、その時かなり精神的に動揺していた私にはそれが理解できていませんでした。
そして当時思っていたのが、この手術は「誰のためのものか」という事でした。

医療安全支援センター


「医療安全支援センターは医療法第6条の13の規定に基づき、都道府県、保健所を設置する市及び特別区により、日本全国で380箇所以上設置されています。
医療安全支援センターは、このように皆様の身近な所で、医療に関する苦情・心配や相談に対応するとともに、医療機関、患者さん・住民に対して、 医療安全に関する助言および情報提供等を行っています。


医療法 第六条の十三
都道府県、保健所を設置する市及び特別区(以下この条及び次条において「都道府県等」という。)は、 第六条の九に規定する措置を講ずるため、次に掲げる事務を実施する施設(以下「医療安全支援セン ター」という。)を設けるよう努めなければならない。

一 患者又はその家族からの当該都道府県等の区域内に所在する病院、 診療所若しくは助産所における医療に関する苦情に対応し、又は相談に応ずるとともに、 当該患者若しくはその家族又は当該病院、診療所若しくは助産所の管理者に対し、必要に応じ、助言を行うこと。

二 当該都道府県等の区域内に所在する病院、診療所若しくは助産所の開設者、若しくは管理者、 若しくは従業者又は患者、若しくはその家族、若しくは住民に対し、医療の安全の確保に関し必要な情報の 提供を行うこと。

上手な医療機関へのかかり方
よりよい医療を受けるために、日頃から自分のからだをよく知っておくこと、自分自身が「からだの責任者」という自覚と責任を持って医療に参加することが大切。
患者中心の医療:あなたが命の主人公 お任せの医療から、理解して参加する医療に変えていきましょう。
自分の健康、その自覚と責任が求められます。」


医療安全支援センター総合支援事業より。


私が相談した方が仰っていたのは、手術の前の相談の時は「必ずセカンドオピニオンに行って下さい」と言っているとの事でした。
また、職員さんは何らかの医療資格を持っている方が従事されているとの事でした。(私が訊いた限りの話です。)