神戸市立医療センター中央市民病院の真実

子宮筋腫で悩む方にいい治療を受けて頂くためのサイトです

神戸市立医療センター中央市民病院では子宮内膜症の手術で人工肛門、
さらに血栓症で死亡も!

第3章 再び宮本和尚医師外来へ~話し合い始まる~再外来3

宮本和尚医師の手術の経験談。良性疾患の子宮内膜症で、 無理に剥がそうとして、膀胱に穴があき、人工肛門になったり、血栓症や喉頭浮腫の呼吸不全で死亡した事もあったとの事でした。


・2014年(平成26年)8月5日
宮本医師から携帯に電話があり、 「訊きたい事があれば、病院に電話をかけてきてくれたらいい。」
と言われました。
その後、何回か病院に電話を入れて、宮本医師とやり取りしました。
余談ですが、この日はSTAP細胞事件で自殺した笹井教授が、 中央市民病院に搬送されたこともあって、強く印象に残っています。

・2014年8月21日 宮本和尚医師

p7 手術の経験

DR:子宮内膜症で人工肛門つけられた方っていうのは、 自分の患者さんにも何人かいるんです。

泣蜂さんの場合も非常にひどい癒着があってですね、 これ以上したら非常に危険だという事で、さっき言った、 膀胱の方こっちの方も非常に癒着あったんでね、子宮上部切断術はここで切っております。

p10
泣蜂:で、やっぱりそれは癌になってとるっていう事になったら、 やっぱりどうしてもそれはそうなるわけですね。

DR:基本的には手術でとるっていうのは、膀胱ギリギリをとる。 あとは子宮のギリギリをとる手術をするんです。
ましてや子宮頸がんっていうのは本来、広汎子宮全摘っていいまして、 子宮の横に基靭帯っていう、これはもう前後で見てる状態ね、で、横から見たらですね、 子宮があってこういう基靭帯っていう靭帯がこうあるね、ここに一番浸潤しやすい、 病気がここに、これだから前後ね、前後に見た場合と、こっちが左右ですね、 こっちが右側ですね、左右に見た場合は、すごいここの病気っていうのは、 これ横こう浸潤しやすいので、本来、今回ね、目的として子宮、 子宮全摘これ単純子宮全摘って言われてまして、それは子宮の、 その基靭帯ギリギリのところをとる手術なんですね。
これを、それでもできなかったんですね、先程も癒着がひどくて、 ただ子宮頸がんっていうのは、さっき言った横の基靭帯っていう部分をすぐ浸潤してしまいますので、 本来する手術っていうのは、子宮の横を基靱帯っていうのをある程度こう広くとるんですね、 それが広汎子宮全摘っていうんですけど、それは本来なら、それが治療目的なんですが、 正直さっきも言いましたけど、もうこんだけ癒着あったらもうこれをすること自体がまずもうイメージができない、 逆に危険だということですね、だからそれに関してはお奨めしない、 プラスさっきも言いましたけど、手術と同等の治療効果として放射線治療っていうのが有効性がありますので、 基本的にはそういう意味ではそこまで危険を冒して手術は挑まないっていうことですね。
だから、泣蜂さんがかかった場合はこっちを優先、選択することはまず考えにくいと。

p16 子宮が無くても閉経は分かるのか?

泣蜂:子宮筋腫は再発するんですか?

DR:基本的には子宮筋腫は生理が止まってしまったら、閉経なってしまったら、 大きくはなりません、はい。
だから今のご年齢ね、本来泣蜂さんのご年齢、ちょっとあのーねぇ、 実際、まぁ子宮のほとんど上をとったので、生理がもうない、ないと思うんですけど。

平均はだいたい50才から51才っていわれてますので、 まぁそこを超えてきたら、正直今から大きくなるっていうことは考えにくいです。


泣蜂:生理がとまってしまったら、閉経だって、わかるわけですけどね、 私の場合はどうなるんですか?


DR:分かんないです。



p18 生理の周期について

DR:ちなみにですね、ご自身の生理って覚えてますか、もし覚えてたら有難いんですけど、 僕が記憶にあるのは11月の21日から生理があったっていう、メモしてるんですけど、 手術前っていうのは生理はありましたか。

泣蜂:そんな記憶ないです。

DR:うん、普通に考えたら25日周期であるってねぇ、あのー仰ってたので、 手術が11、12月の20日だったので、ちょうど生理が終わったぐらい、 始まったか終わったぐらいの時期だと思うんですけど。

泣蜂:手術前に。

DR:何か覚えてられます、11月の生理。

泣蜂:全然覚えてないです。

DR:覚えてないですか?うん、まぁでも、11月あのー21から生理があったっていうのはもうこちらちゃんとメモ、 えーしっかり確認さしていただいているんで初めてね、僕がお会いしたんは確か、 10月31日から生理があって、次お会いしたのが、11月21日から生理があった。

泣蜂:にじゅう。

DR:21から生理があったと仰ってたんで、ご自身で。 元々は25日周期ぐらいの生理と仰ってたんですが、うん、それ考えたら、 12月の20日前ぐらいに生理があったと思われるんですけど、何か覚えてないですか?

泣蜂:全然記憶ないです。

DR:そうですか。うん、ちょっと、そこを何とか思い出せませんか。

泣蜂:うん、ううん、そんなん。それはちょっと無理です。

DR:無理ですか、うん。その後病理の先生とも確認してですね。
子宮内膜症っていうのは生理が栄養源です、生理として出血が流れるんですね、 内膜が剥がれるから生理として出るんですね。
生理の時期とあのー非常にかぶってますので、組織学的に子宮内膜がなくても全然矛盾はしない、 全然異常じゃないと、だから子宮内膜症で診断としては間違ってないという事は確認しております。

p21 手術の経験

泣蜂:私のそういう上部切断は切断術は稀っていうことなんですよね。

DR:この前もね、言いましたけどね。

泣蜂:うん。で、先生はそういうのは何回もされてらっしゃる。

DR:まぁ、もちろんこの病院にいたらね。

泣蜂:何回もされてるんだったら、この前難しい難しいって言われてたのは、 なんなんですか。

DR:無理にしてね、やっぱり剥がしてしまったことによって、 膀胱に穴があいて しまって、直腸に、先程も先程もちらっと言いましたけど、 無理に剥がした事によって、いけるだろうと思って剥がせるだろうと剥がしたところが、 結局穴があいてしまって、結局は人工肛門つけて、本当に非常に若い方で、 やっぱり人工肛門つけたら、非常に見た目も含めて結構大変、 管理も大変なんでね。
そういう事もやっぱり、仕方ない、その時はもう本当にこれがベストやと思った時もあったんですけど。
その経験を踏まえて、今回はこの子宮上部切断術っていうのをした。
それはだから経験を今までの経験を活かしてって事ですね。


泣蜂:癒着がひどい時は上部切断術、で、今までその直腸にいけるだろうと思って、 穴があいてしまったこともあって。

DR:いけるだろうっていうまぁ言い方でなくて、まぁだからあのーある程度、

リスクを負ってね、リスクを負ってまであのー、するべきと判断した時は、しますよね。

あのーその場、その場でね、思い付きでやることは意味はないです。

p23 手術の説明

DR:あのー最初、予め言わずに、あとからね、 あのーまぁこういうことをさしていただきましたとか、あとは、 あのー腸にちょっとあのー損傷してしまったんで、修復さしていただきましたと。
そんなやっぱあのー何回かあります。
最初の、手術の方法とはちょっと違う手術をえーとね、あのー結果的には、あのー、して、 あとからちゃんと説明してまぁ理解、納得していただくという事はあります。



p28 手術に納得していない・手術の説明は12月5日

DR:まだご自身でまだ手術がね、あのーまだ納得されてないということで、

ましてや北が窓口であれですよね、あのー、さしていただいてますけど、まぁ手術のもうね、 あのーパンフレットも渡、説明してる、もらってました手術のパンフレットとか。
その時点で手術の準備、こっちも入院とかもきらない、準備しないといけません。

その時点ご自身の中で手術がやはりあのー納得されない。 12月の5日ですね、に説明あのーえー手術をね、確認してますね.
で、えーと手術の説明ですね、12月5日にねぇ、あのーえーと泣蜂さんサイン自分でされてますね。


p29 重症な方優先

DR:だいたい入院中、いろいろなねぇ重症な方を診てますので、 ある程度落ち着けば、なかなか最後のほうお会いできない。

p30 手術後の発言

泣蜂:私ね、入院中に手術のこの説明を聞いた時に人工肛門の話が出ました、 で、私が、「そんなん聞いてないですよね」て言ったら、

先生が仰ったのが「最初に言ってたら手術してなかったでしょ」て言われたんですよね。

そんなん言われると、じゃあ、ゴーサインは自分で出して下さいねって仰ってたのに、 なんかそれ言わないことで、聞いてないことで、じゃあ誰がゴーサイン出したのとかって思ってしまうんですよね。 いや、ただ、その言い方ですよね、手術してなかったでしょとかって、そんなふうに言われるとね。

DR:そうですか。すみません。

主治医とすればあのー必要な治療は受けていただきたい、ねっ。


泣蜂:まだやっぱり手術したくないなとかっていうふうに、思ってて、んー、 手術室に入ってからも、まぁ泣いてた訳ですよね。ただ、その言い方ですよね、
手術してなかったでしょとかって、そんなふうに言われるとね。

DR:それちょっとね、受け止め方と、こっちの言い方でね。申し訳なかった。

p34

DR:子宮内膜症とか子宮筋腫っていうのは閉経前のご病気なので、 閉経したら大体症状は落ち着くので。



p34 病院の掲げる患者の権利の章典について、少し動揺?

泣蜂:その権利の章典って掲げてるじゃないですか。

DR:んっ。

泣蜂:権利の章典。

DR:権利の章典?

泣蜂:えっ。

DR:何ですかそれ。

泣蜂:えっ。

DR:けん、権利の章典。

泣蜂:えっ。

DR:けん、権利の章典って病院のこと。

師長:病院の患者さんの権利。

DR:あ、あーあー、そう、そうですね、う、うん。

泣蜂:えっ。ちょっと待ってください、先生。

DR:そうですね、いやいやいやー。

意味がねぇ分からなかった。

権利の章典ね、病院としてね、はい、うん、うん。

泣蜂:はあっ、あんまり、そんなんは考えてらっしゃらない。

DR:いや、もちろん、それはちゃんとここに掲げるようにして書いていますよね、 ここにね、ここに入れ、入れてあのーいつも持ち歩いている。(ネームプレート)

泣蜂:いや、そんなん、なんかさっきの反応を見ると何か、 あんまり考えてらっしゃらない、えへへへ。

DR:いやいや、ちゃんとありますよ、ここにね。

泣蜂:いや、そりゃ、いれ。

師長:ピンとこなかったん違いますか。

泣蜂:えっ。

DR:うん。

泣蜂:えっ。

師長:ピンとこなかったんじゃないですか。

泣蜂:いやいや。

DR:権利の章典というのはね。

師長:ピンときました。

DR:そうピンと、うん。基本的にちゃんとねぇ、うん、ここにちゃんと持ち歩いて(ネームプレート)、 ちゃんと見る、見るようにって、ちゃんと病院では決まってますからね。 はい、ちゃんとあり、わかります、理解してますよ。

p36 患者死亡経験

DR:うん。だから、それは先ほども言いましたけど、基本的にはあのーちゃんとやった事、 やる事に関してはちゃんと全体的には説明してます。 それが患者さんを不安がらすようなねっ、手術を受けるねっ、本来の目的の事に関して、 過度の不安をあおるようなことに関しては、こちらもやはり、 ある程度その大まかに言う事はやっぱある程度しないといけないです。

泣蜂:えっ、先生もう一度、過度の。

DR:過度にね、心配をさせるような、例えばアナ、それを言いだしたら、 例えばあなたはねっ、あのー例えば、まぁ一個ずつですよ、もう稀ですけど、

例えば輸血して何か、例えば、アレルギーがね、あのーアレルギーがあった時に、 まぁアレルギーっていうのは所謂あのーひどかったらねぇ、あのー喉頭浮腫って、 こう浮腫んで息出来なくなるとかね、そういうのもありますし、血栓症っていいまして呼吸不全でその場でね、 たぶんあのー初回報告ある時に亡くなってしまうっていう、僕も何人か、 今まで人生で2人経験したんですけどね。 亡くなった方とか、まぁそういう事も言い出したら、実際これを本当じゃあすべてを言い出したら本当に逆に怖くなると思います。
僕らもあのーいろいろ怖いとこをね、ちゃんとあのー経験したうえで、 逆に言えば不安がらせないように手術にじゃあ挑んでもらうっていうのも、 やっぱり主治医として大事な事なので。 もし何かあのートラブルがあった時はそこに関して詳しくえー話さしてもらって、 それでそこからあのーしっかりはな、あのー本人さんと、えーとまぁ意見を交わすって形になりますけどね。 直腸に関して人工肛門する可能性があったっていうこと、術後に詳しく説明さしてもらったということになります。



p37 説明の時間

DR:外来でお話しできることは、時間限られてますからね。

やっぱり外来っていうのは他の患者さんもいますんでね、それもお互い様なんでね、 まぁ、だからまずは起こり得ること、で、一番やっぱりこれだけは気を付けて欲しいっていうことから始まります。
ましてやねあのー、以前にあのーさっき北が渡したパンフレットにね、あれからも詳しくいろいろ書いてると思うんですけど、 それ読んどいて下さいって言われたと思うんですけど、 まぁそことかも踏まえてえーそのまずは全体的に頻度が高いもの、 あとはそのえーねぇ、ちょっとあのーここだけはちょっとまず理解して頂きたいっていうことから話してますので、

もしかしたらその術後に起きる珍しい合併症ですね、 まぁそこに関してはえーあと、あのー術ね、あのーそこは抜ける可能性があります。
それは術後またねよく患者さんとまぁ話して、まぁ理解ね、 ちゃんとしてくれる患者さんならそこらへん話せば、ちゃんとあのーしっかりえー回数を重ねれば理解ね、 する、すると思いますんでね、そこはやっぱりあのーやってくることですね。


p23 傷跡・ケロイドについて

  泣蜂:私の傷跡がね、ケロイドがね、カーブを描いてるんですけれどね。 何ででしょう。私ね2回目なんですよね。 で,1回目の時はね結構きれいにまっすぐだったんですよ。

DR:S字カーブってのは、S字、やっぱり筋腫がですね、ちょっとあのー申し訳ないですけどね、 もう結構ゴツゴツなって、本来ね、僕らもちゃんと縦、いわゆる恥骨いわゆるえー陰毛ですね、 陰毛のところからへそのとこを意識してちゃんとまっすぐにこうあのー切るようにちゃんとしてます。
ただ筋腫がね、泣蜂さんの場合大きくてこう何ていう、いろいろあのー多分あのー歪んでたと思うんですね、
そのーあのー皮膚が本来の、だからそれであのーさっき言ったように。

泣蜂:歪んでた。

DR:歪んでた、そのー筋腫がやっぱりボコッて、こう盛り上がってたんでね、 かなり大きかったんで、本来まっすぐ球、あのー所謂ボール状に丸くなって、 なってるんやったらね、さっき言ったように本来真っ直ぐどうしをこう結んだらこうきれいになると思うんですけど、 どっちかが大きくなってどっちかがへこんで、多分こういう感じになったら、 見た目はね真っ直ぐ切ってたとしても、あのー筋腫をとってこう平坦になってしまったら、 結果的にちょっとねぇ、カーブになって見える可能性はありますので、申し訳ないけど、 そういうんでそうなったんかもしれませんね。

p38

泣蜂:私、散々入院前の外来で傷を小さく切って下さいとか、 今の手術はケロイドとかどうなんでしょうかって訊いた、ケロイドにはなりにくい、 傷はじゃああのー、おへその横からするようにするとかって仰ってくれたんですけどね、 3月にね、あのーこの傷跡どれぐらいで薄くなりますかとかって訊いたら、 もっと赤黒くなるとかって言われたんですよね。


DR:うん。


泣蜂:で、そう、そういうふうに言われるともう何かなんでこんな手術したの。

DR:それは多分ね、言葉がね、一個とぶ、あのーとんでいると思いますよ、 だからあのー何かをすれば赤黒くなるとかいう話でもしたと思いますよ。

泣蜂:ううん、ポーンと一言、もっと赤黒くなるって。

DR:いや、多分違います。そこは多分、たまにね、とぶことがあるんで。 そこはちょっと多分あのー確かに泣蜂さんの中でこう入ってきたとこあると思う。 だいたい僕もね、いろいろ勉強さしてもらいましたけど、ちょっと言葉が一個とんでしまうんです、 それもご自身の中でもう、そういうものと思ってるんですけど。

p40
DR:ご自身のまぁ体質っていうか、まぁケロイド体質ってね、 それ以外の方っていうのはえーやっぱり多少傷の一番あのー緊張がしっかりつくところですね、 まぁ人、人それぞれ違いますよ。個人差があります。
それぞれ治り方とかね、あと治る速度っていうのは、人それぞれ違うので。

p43 チョコレート嚢腫

泣蜂:課長がね、私一連のこの流れをね、話したんですよね。 仕事が出来なくなって、ショック受けて仕事が出来なくなってしまって、 課長にそんな仕事の出来ない状態になると、呼ばれたりもしますよね、 で、どうしたんですか、まだ調子悪いんですかとかって訊かれて、 このいろいろ一連の流れを話したら、チョコレート嚢腫についてすごく詳しく教えてくれたんですね、 で、課長が何でそんな詳しく知ってるんですかって訊いたら、奥さんがチョコレート嚢腫になって、 手術するにあたって、先生が一緒に来て話聞いて下さいって言われて、 一緒に行って、すごくチョコレート嚢腫のことを詳しく教えてくれたから知ってるんだとかって仰ってたんです。
そしたら私、チョコレート嚢腫、腐ってた腐ってたで終わってしまってる訳ですよね。 それで私のそういうのは、何だったんだろうって思ったりもして。課長も、その腐ってたっていう言葉に敏感になってるんですよね、 で、あの病理組織の診断を課長に見てもらったら、これやったら何ともなかったって事じゃないんですかって言うわけですよ。 でね、そのチョコレート嚢腫で腐ってたってそんな言い方をするのなら、 数字で示してもらいなさいって言われたんですけど、もうこれ以上には何にもないですよね。

DR:えーと数字で示すっていうのはあんまり。

【宮本和尚医師の発言とカルテの記載の違い】



カルテに書かれていることをそのまま写しました。
最初に私の質問を書きだし、矢印の後に宮本医師の答えを書く、対話形式になっているみたいです。 項目最初の数字は便宜上、付けました。


この日のカルテの内容は


(1)・子宮上部切断術を施行した事だが、子宮頸癌になった時の治療が心配である。
⇒まずは発生頻度自体が高い訳ではなく(女性約6000~10000人に1人)、検診で早期発見、早期治療が期待できる疾患ある。
もし、進行癌に至った場合は周囲組織との癒着に癌の浸潤も加わる為、 治療方針は放射線治療が第一選択になると思われる。


(2)・手術前は人工肛門の説明をしていなかったが、術後に癒着がひどく危うく人工肛門の可能性もなったと言われた。 なぜその話は術前に無かったのか。
⇒術前から癒着が強く手術が困難であることが予想された為本来の子宮全摘術と場合によっての子宮上部切断術を説明していた。
また説明の中で手術の合併症として膀胱・尿管・腸管・血管損傷があり、 その場合は必要ならば泌尿器科や外科の先生の応援の元の修復手術が必要となってくることを伝えている。
自分としては手術は困難であることは予想されたが、事前に詳細全ての可能性を説明して本人の不安を増長させることは賢明でないと判断したため大きくとらえて説明した。 その為説明していないことにはならない。


(3)・このような子宮頸部が残ったことや人工肛門の可能性もあったことを言われたので仕事中も気になっててにつかないことがある。
⇒気分的なものが有り日常生活に支障を来すならば、まずは当科でもサポートさせてもらうが、 話をゆっくり聞いてもらい気分を和らげる様に専門的に対応してもらえる精神科受診もある。
前もってその先生には相談しており、希望があれば受診してみたら気分が落ち着くことも期待できます


(4)・以前も精神科に受診したことがあったがあまり変らなかった
⇒今回の手術の件で気分が好ましく無いならばまずは当院の精神科受診を勧めます


(5)・子宮の上部が無くなっても月経はくるか
⇒月経としては来ない。排卵はしている。


(6)・チョコレート嚢腫の表現が血が腐っていたと言われたことに対してショックだった
⇒実際には月経時に出血した子宮内膜症組織が時間と共に変性してチョコレート色になっており、 自分としたらこれまでは患者さんにそのような表現をしていた。表現の仕方が悪かったならば謝ります。
今後は別の表現で説明するようにします。
(終)

この日の質問は、
・子宮頸がん
・子宮筋腫の再発
・傷跡の事
・権利の章典
・ケロイド
の事でした。


【結果】
(2)に関して
私に詳しい説明をしたら、手術を受けないと宮本医師は分かっていたからです。
詳しい説明をしない事で、患者が全摘を希望していない、納得していないにもかかわらず、 「必要な治療は受けて頂きたい」p30というのはどういう事でしょうか。だれにとって必要だったのでしょうか。


(3)に関して
「子宮頸部が残ったことや人工肛門の可能性もあったことを言われたので仕事中も気になっててにつかないことがある。」 とあるが、宮本医師の卵巣の二転三転する説明や、入院中の発言「そんな事言ってたら手術してなかったでしょ」や「腐ってた」「もっと赤黒くなる」など、 すべて後から言われた事に起因するものです。(p43及び前回の再外来2のP17)
それが、まるで人工肛門の事で、ショックを受けているように書かれているが、その他の説明のことをカルテには書けないからではないでしょうか。


(5)に関して 「子宮の上部が無くなっても生理はくるか」と記載があるが、そのような質問をしていないのは明らかです。 しかも、訊いたのは「閉経が分かるか」p16であり、それに対して「わかりません」と答えているが、 通常そんな答えが返ってくる事はあり得ません。 本当に知らないのか。いかがなものでしょうか。(血液検査で分かる事です。)


他にも
・今回p18の評価はしていませんが、これは次回の話し合いに繋がる為、出しました。 次回のカルテで、「前回の話では帰宅しても分からないと言っていた」と事実とは違うこと、 私が発言していない事を記載され、信用性に欠けるとまで非難されました。


・p10の発言で「本来、まぁ今回ね、目的として子宮、子宮全摘これ単純子宮全摘」とありますが、 誰の目的なのか、閉経を目の前にして、患者が納得していなかったにもかかわらず。


・p16で「閉経の平均年齢が50歳51歳でそこから筋腫が大きくなる事は無い」という発言があります。
しかしそれは教えてもらえませんでした。


・p7やp21の発言で、子宮内膜症の患者さんを人工肛門にした事を言っています。 
この発言を、大阪大学のK教授が聞かれたらどう思われるでしょうか。


・p23の「最初、予め言わずに、あとからね、こういうことをさしていただきました。 最初の、手術の方法とはちょっと違う手術をえーとね、結果的には、して、あとからちゃんと説明してまぁ理解、納得していただくという事」
これは患者に術前に説明をしないという事のあらわれです。
(レディースクリニックで「インフォームドコンセントになっていない」と言われました。)



・p34の患者の権利の章典について、私が発言すると、宮本医師は動揺しました。
 聞こえなかったという訳ではありません。
入口のドア付近に私がいて、それに向かい合って宮本医師がいました、そして宮本医師の奥に師長がいらっしゃいました。
その師長がちゃんと聞こえているし、理解していらっしゃったのです。
そして動揺している宮本医師に助け舟を出しました。
宮本医師は本当に患者の権利の章典を理解していたのでしょうか。
もちろん、あるのは知っています。
しかしそれが患者に公表されていることを知らなかったのではないでしょうか。
ホームページにも出ていますし、病院内にも何カ所かに張り出されています。
この事は3月5日の話し合いの質問にもつながります。 この日、最後に私は卵巣と権利の章典について、宮本医師に質問しました。 「権利の章典っていうのがねこの病院内に、どこにかかげられてるかご存知ですか?」
その答えは「医事課通してまた、申し訳ないです」でした。(3月)
即答できませんでした。さほど分かっていなかったのでしょう。
副医長の立場としていかがなものでしょうか。

・カルテには傷跡の事やケロイドに関しては一切触れていません。p38・p40
p40で「ケロイドには個人差がある」と言っていますが、術前に私は「ケロイドにはなりにくい」と言われました。
p38の傷も「小さくしてほしい」と言ったら、「お臍の横から」と言われました。手術記事にも臍横からとありますが、 実際にはお臍の下からです。ここでは簡略にしましたが、実際のケロイドに関する内容の書きおこしは5ページにわたりますが、 カルテにはこのやり取りは一切記載されていません。
 また私が言った「傷を小さく」とか宮本医師が言った「ケロイドにはなりにくい」とかの内容は全ての話し合いの中で3回出しましたが、 私のこれらの発言を一切、宮本医師は否定することはありませんでした。
しかしカルテには一切書かれていません。
この病院では手術痕の事はお構いなしなのでしょうか。
自分に都合の悪いことは記載しないのでしょうか。