腹腔鏡の教授北正人医師の実力は?
第6章 神戸市立医療センター中央市民病院の体質・医師
腹腔鏡の認定医で関西医科大学で腹腔鏡教授をされています。
裁判で「私に対して偽閉経療法をしても腹腔鏡はあり得ない」と明言されました。
しかし東大病院ならアゴニスト療法をして腹腔鏡でトライ、
四谷メディカルでもアゴニスト療法をしても、しなくても腹腔鏡で出来ると断言されました。
北正人医師の腹腔鏡の技術審査員でありながら、実力はさほどなかったという事です。
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あらすじ
神戸市立医療センター中央市民病院で妊娠希望があり、全摘拒否をしたにもかかわらず、開腹全摘しか説明が無かったため、 それしかないものと思って、手術を受けたところ、退院後に、アゴニスト療法や、腹腔鏡ができたことを知り、訴訟を起こしました。主治医の宮本医師に術前に、「手術できるのか」と訊いたにもかかわらず、術後に「指導医つけた、最初から分かっていた」と言われました。
指導医が付くと聞いていれば、同意書にサインするつもりはありませんでした・・・。
しかも、術前に宮本医師に言った全摘拒否はカルテに記載もされませんでした。
北正人医師治療方針
「ここまでの巨大筋腫に対して、逃込み療法としての偽閉経療法は適応が無く、 通常の産婦人科医は勧めることはない。仮に挙児希望があったとしても、 偽閉経療法の術前投与で劇的な縮小効果は期待できず、 子宮筋腫核出術で子宮温存が出来るかどうかは不明で、生殖補助医療を行っても、 妊娠することはほとんどないとされており、適応が無い。
手術を避けた場合の治療は経過観察である。
さらに全摘以外の治療方法をいいか悪いかを患者の判断のみに委ねるべきではない為、 適応が無い偽閉経療法や子宮筋腫核出術を説明する義務はない。
手術を受けたくない患者には、了解していただけるようにします。
それでも手術を受けたくない場合は、他の治療法をご提案します」です。
さらに「いたずらに手術までの日を長く延ばすのは良くないと思うので、 手術の日程を早く決めて、担当医に紹介する。」
(すぐ手術です。)
北正人医師
資格・評議員等- 医師・医学博士
- 日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医・評議員
- 日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医・評議員・技術審査員
- 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
- 関西医科大学産科婦人科学講座婦人科内視鏡外科診療教授
もちろん京大出身です。現在、関西医科大学教授、権威のある先生です。 恐らく京大教授へのエリートコースを歩まれるのでしょう。
順風満帆、幸せいっぱいです。難しい症例もこなしてきました。
2013年当時も腹腔鏡の認定医で人気者のため、手術予約は、半年先までいっぱいでした。
(しかし、私に腹腔鏡の説明は一切ありませんでした。)
社会的地位があり、その発言は信用性、影響力があります。
癌患者さんや重症患者さん、出産可能な妊娠適齢期の若い女性の患者さんを大事にします。
患者が殺到して大変お忙しいです。
とても閉経前の巨大筋腫までは手が回りません。
ご自分の対象患者にならない患者は、
”問診しない、説明しない、話も聞かないの3分間・3ない診療”で若い医師にまわします。
今回も私の難しい症例を、宮本医師にまわし、技術を習得させました。
今までの、そして今回の、後輩医師を育てるという功績は素晴らしいものです。
他の治療法を説明しない事で、開腹手術に持っていく術に卓越しています。
何と言っても、医師を育てるには症例・実践・実績が必要です。
患者の事は、例え未婚未産婦でも何も考えてくれません。
私がそうでした。
病院ファースト・ドクターファーストの鑑です。
(注:ネット情報等と私の印象です。)
ここからはもう少し具体的に私が受けた実際の治療と訴訟での主張ともとに照らし合わせていきます。
【私が受けた実際の治療(北正人医師・初診)と病院との主張との対比】
・妊娠希望や温存希望の問診はありませんでした。
カルテに挙児・温存希望なしとはありません。あるのは手術希望だけです。にも拘らず・・・
↓
温存妊娠希望の問診もしたと主張。しかも、全摘希望だったと・・・
北医師には閉経前の年齢は挙児希望が少なくなってくる且つ、 医学的に子供を産むことが難しくなってくるという認識・知識があります。(地裁)(問診の必要なはいという事です。)
しかも、地裁の尋問で、私に対して「妊娠・温存希望があればアゴニスト療法をして核出術をした」と言っておきながら (実際には、そんな説明・問診は一切ありませんでした)、 高裁では、「この発言は一般論」と“あとから”覆しました。
・他の治療方法の説明はありませんでした。
北医師の頭には全摘しかありません(前ページの病院HP)。手術=全摘です。話もきいてくれなければ、もちろん相談にはのりません。
初めに北医師が問診・説明していたら、こんな訴訟にまで発展していません。
↓
30分かけて説明した、と言いながら、その一方で患者は前医で治療方法の選択について説明がなされているはずなので、 手術以外の治療方法について説明義務はない。(地裁)
・アゴニスト療法(閉経前の逃込み療法・術前投与)の説明はありませんでした。
北医師の閉経前の巨大筋腫は全摘という決めつけと、私の年末年始の一言が一致しました。10月の時点で12月手術なら、アゴニスト療法をしている暇はありません。
むしろ、する必要もありません。
アゴニスト療法の話が出ていれば、私にはお腹が小さくなった経験があります。
術前投与で核出術や腹腔鏡の説明がされていれば、この経験の話が出てきていたはずです。
しかし、アゴニスト療法の話は出ませんでした。
自分たちの教養、知識、経験値などで言い訳してきましたが、すべて上から目線です。
大きな傷残されて、子宮摘出されて、術後、腸閉塞で苦しむような、 危険で難しい手術に積極的な患者がどこにいるというのでしょうか。
治療方法も知らない患者の言っている事を鵜呑みにしてしまいました。
↓
アゴニスト療法のプリントは、偽閉経療法の適応はなく、交付していない。
私が手術に積極的だったとの見解です。大きすぎて効果が無い、血栓症のリスクなどがあり適応が無い。
ここまでの巨大筋腫に対して、逃込み療法としての偽閉経療法は適応が無く、
通常の産婦人科医は勧めることはない。
(地裁)*他院で巨大筋腫に対してどのような治療をしているかを知らなかった事を自ら証明してしまいました。
恥ずかしい話です。これを裏付けることを第9章に記しました。
・全摘と決められました。MRIを見ただけで、ほんの3分間でした。MRIの説明もありませんでした。
(MRIを診て、宮本和尚医師は目を爛々と輝かせましたが、目を輝かせたのは、 北正人医師も同じだったという事です。相当手術患者を欲していたのでしょう。随分虫のいい話です、ご都合主義です。)
↓
そして最終的には、
「仮に挙児希望があったとしても、そのことをもって直ちに偽閉経療法や核出術の適応があるとは考えられず、
偽閉経療法の術前投与で劇的な縮小効果は期待できず、
子宮筋腫核出術で子宮温存が出来るかどうかは不明で、生殖補助医療を行っても、
妊娠することはほとんどないとされており、適応が無い。
手術を避けた場合の治療は経過観察である。
さらに全摘以外の治療方法をいいか悪いかを患者の判断のみに委ねるべきではない為、
適応が無い偽閉経療法や子宮筋腫核出術を説明する義務はない」
しかも、
「控訴人が、子宮温存を希望する事を明言したとは認められないから、 挙児希望の有無について確認すべき義務は存在しない(高裁答弁書)」
です。 患者から言わなければ、問診はしなくていいいという事です。常日頃から、説明しない・問診しないという診療をしていたという事が証明され、尚且つ、何も悪くないと認めさせました。。
これが北正人医師の3分間3無い診療です!
北医師からは腹腔鏡、傷跡、危険、むずかしい、指導医の説明は一切ありませんでした。(カルテに記載はありません。)
手術痕は「これ読んでおいてね」と渡されたパンフレットの最後のページに書かれていただけで、 これでは腹腔鏡の認定医に腹腔鏡の希望も出せません。
結論として、
私に「開腹全摘」と決めたのは北医師です。
患者の希望を聞かないで、良性の疾患に腹式単純子宮全摘術と決めるのは、 その名の通り単純作業です。(少し語弊があるかもしれませんが)
それが北医師のような腹腔鏡の認定医、高名な医師であればある程・・・。
妊娠、温存、手術痕等何も考える必要はありません。
説明する義務が無ければ、問診する義務も必要もありません。
私は"子宮温存が出来るかどうかは不明"ということで、説明もされずに、何が何でも取られないといけなかったのです。
問診・MRI・治療方法の説明をしなければ3分間の3無い診療が成り立ちます.
私が初めから言っていたことです。
閉経前の無知な患者に対する、説明や問診は無駄で、不必要です。
医師の仕事はハードです。医師の負担は軽減されます。大切な事です。
また、高裁での主張を解釈するなら、MRIだけで、血液検査をする前に(通常薬物療法の判断は血液検査後です)、 一瞬のうちに判断したという事です。
アゴニスト療法をして、子宮がどこまで小さくなるか、筋腫がどのようになるか、 そして温存が出来るかどうか、ましてやそれで妊娠が出来るかどうかは"神のみぞ知る"です。
(子宮を失えば、100%妊娠は出来ません)
私には、お腹がペシャンコになった経験があります。
今は不妊治療、海外での卵子提供等医療は進歩しています。
北医師の3分間診療の"神判断"は患者の経験までは知る由もありませんでした。。。
しかも、変わり身の早さは天下一品です。
神判断はころころ変わります。
「説明はした」と言いながら、最終的に「説明義務はない」。
「核出術した」と言いながら、「それは一般論」です。
いい加減なものです・・・。
また北医師は患者の治療以外にマネージメントをしています。
「曜日で、スタッフのスケジュールに合わせて割り振る。」(地裁)
患者を適宜配下の医師に回すという事です。開腹子宮全摘手術は指導医をつけないといけない技術の未熟な若い医師・研修医のためのものです。
(あくまでもこの病院では、少なくとも今回の私に関しては)
頭脳明晰な北医師は、一瞬にして、誰(医師)にどんな患者(症例)が必要かを考えます。
医師によってそのレベルは違います。
「曜日・スケジュール」だけのような単純な話では無いはずです。
北医師は宮本和尚医師をかわいがり、気にかけていました。
宮本医師は過去に良性疾患の患者を人工肛門にしています。
その為、私を速攻で全摘にして、宮本和尚医師の名前を出してきました。
開腹全摘にしてしまえば、子宮はもちろん卵巣卵管取り放題です。
私がそうでした。
こういう事を当たり前のようにしてきたという事なのでしょう。
麗しき師弟愛です。
カルテにスタッフ情報がありました。
指導医 青木卓哉/執刀医 宮本和尚/助手 林信孝/研修医(各科)です。
麻酔科医までにも、指導医がついていました。
「年に1回か2回の手術」です。
さぞかし良い見世物、練習台になったのでしょう。
その為には、開腹全摘でないと意味がありません。視野、術野確保には最適です。
お腹は大きく切り裂かれました。
私の恐れていたことです。
閉経前の巨大筋腫の患者に権利も尊厳もライフプランもありません。
もう女性としての人生は終わっているのです。
こういう患者の希望、権利、尊厳と技術の未熟な若い医師・研修医の輝ける未来とどちらが大切か、 北医師には考えるまでもなく、よくわかっています。
そして北医師自身にも後輩を育てることによって、教授への道が開けます。
どちらもとても大切な事です。
私という患者は、二度目の手術、超巨大、閉経前で未婚(挙児希望無しという決めつけ)、 治療方法も知らない無知無教養、自ら年末年始と発言、"閉経前は開腹全摘"の条件・適応はすべてそろっていました。
北医師にとって、私は女性に非ず、二度目の開腹患者は人間に非ず、良い鴨でした。
さらに、地裁の尋問では
「手術希望の患者さんで、つらい経験をされている場合、いたずらに手術日を延ば
すのは良くない、手術の日程を早く決めて、担当医に紹介する。」
「手術を受けたくない患者には、再度ご説明して、了解していただけるようにします。
それでも手術を受けたくない場合は、他の治療法をご提案します。」
言い換えれば、初めから他の治療方法は説明していないという事です。。
他の治療方法を説明することもなく、患者が希望していない納得していない手術を了解させる・・・。
患者に他の治療方法がある事を説明していなければ、患者はこれしかないのだと思って手術を受けてしまう。
また一度拒否しても、他の治療方法を教えてもらえず、子宮を失うのです。
しかも、すぐ手術です。
私がそうでした・・・。
他の病院の先生方がこのような事をなさるでしょうか。
第5章実力のある病院で述べた通りです。
患者の事を考えてくれている発言とは思えません。
ここの病院では患者は何が何でも手術を受けないといけないのです。
それが神戸市立医療センター中央市民病院の、北正人医師の治療方針です。
裏を返せば、それだけ”手術を必要としている”という事です。
それを裏付ける理由が神戸市立医療センター中央市民病院のHPの中にありました。
第7章「病院の役割」ではそれを具体的に表していきます。