神戸市立医療センター中央市民病院・開腹子宮全摘手術の真実

子宮筋腫で悩む方にいい治療を受けて頂くためのサイトです

急募!?開腹子宮全摘手術適応患者

第8章 セカンドオピニオンの重要性

神戸市立医療センター中央市民病院では「急募!?開腹全摘適応患者」です。
研修医育成の為、研修医1人が単純子宮全摘出術執刀出来るようになる為に、3年間で55件必要です。
それも困難な症例が必要な為、巨大筋腫の手術で腕を磨きます。
その分人工肛門や腸閉塞等合併症のリスクが高くなります。
患者の希望・気持ちは忖度しません。
しかし、他院では腹腔鏡で出来ます。


これまでの事を病院のHPの内容と主張・発言を元にまとめていきたいと思います。

【神戸市立医療センター中央市民病院のHP】

・専攻医募集の要件として
良性疾患では、単純子宮全摘除術などの開腹手術が執刀できようになる。

を目標に
病院としての巨大筋腫に対する治療方針を

・腹式子宮摘出術
お腹を切って子宮をとります。非常に大きい筋腫・癒着がひどい場合・悪性の疑いがある場合など。(当時の病院HP)

と定めていました。

その為に、北正人医師は

「巨大筋腫に対して、偽閉経療法を術前に実施したとしても、子宮筋腫の劇的な縮小は期待できない。
また、偽閉経療法には様々な合併症があり、静脈血栓症や更年期症状のリスクを上昇させる等の不利益がある。
子宮筋腫核出術を実施したとしても、正常筋層を残して子宮を温存できるかは不明であり、 閉経に至るまでに筋腫の再発・増大が起こり得る。
一方で45歳を過ぎて、生殖補助医療を行っても妊娠することはほとんどないとされており、 子宮温存の利益に乏しく、控訴人に挙児希望があることを前提にしても、適応を肯定できない。
したがって、控訴人には偽閉経療法及び子宮筋腫核出術の適応はなく、 控訴人に適応が無い偽閉経療法及び子宮筋腫核出術について治療方法を説明すべき義務があったとは認められない。」(訴訟)


として、アゴニスト療法も子宮筋腫核出術・腹腔鏡等の説明もをしない、問診もしない、患者の話も聞かないの「3無い3分診療」で、 患者の妊娠・温存希望は一切無視し、患者の身体を利用するために、開腹子宮全摘と決めます。
神判断と言われています。ご自分でも意識しているのでしょう。
神判断は他院の治療法も患者の過去の経験も知りませんでした。
上から目線の医師中心の医療です。
とても患者中心の医療とは思えません。
このような医師にとっての水面下でのボーダーラインは

「45歳以上は開腹全摘適応」

です。

さらに研修医は数字としての目標があります。

・単純子宮全摘出術執刀に対して3年間の間に55件(必要修了要件10件)。

です。
その為、

「患者が手術を受ける決心をして、非常にもう既につらい経験もされている方の場合には、 いたずらに手術までの日を長く延ばすのは良くないと思うので、手術の日程を早く決めて、担当医に紹介する。」(訴訟)


すぐに手術です。私の手術は初診から2ヶ月後でした。

「急募!?開腹子宮全摘適応患者募集」

といったところでしょうか。

当然、妊娠・温存希望のある患者は手術を嫌がり、抵抗します。
そこで、北正人医師は患者に手術を受けさせるために、

「なぜ手術したくないのかお伺いして、それが誤解とか、本人の理解が十分でないという事でしたら、 再度、ご説明して、了解していただけるようにする。
それで、誤解でもなく、十分了解されてて、しかし、自分の選択権として手術は受けたくないという事でしたら、 他の治療法をご提案します。」(訴訟)

と、一回嫌がっただけでは、他の治療方法を教えてもらえないまま、子宮を取られてしまうのです。
私がそうでした。
しかし、良心的な病院では決してそんなことはあり得ません。(第5章実力のある病院)


また配下の宮本和尚医師も

「偽閉経療法は原告の子宮の大きさには適応外になるので、 基本的には治療はしない。
(本人の)希望があったとしても、安全かつ何を目的とするかというのを踏まえたうえで、 中央市民病院とすれば、手術するかしないかになる。」


しかも、

「原告の内心まで忖度して偽閉経療法等の温存療法を繰り返し説明しなかったことに落ち度があるのか。 何故、適応の無い治療を何度も説明しなければならないのか。
本来必要な治療の説明・支障をきたす。医療現場を混乱させるように思う。」(訴訟)


と、患者が手術を嫌がり迷っていても、患者の気持ちを忖度することなく、冷たく突き放し、 両医師は患者に他の治療方法を説明せず、 患者も開腹全摘しかないものと思って、手術を受けてしまいます。
そしてその結果は、治療実績に出ています。

さらに、

・専門研修医3年目で、婦人科では指導医の指導のもと、 癒着があるなどやや困難な症例であっても腹式単純子宮全摘術ができるようになります。

です。
このために患者は、

「これに関しては難しい手術になるというのはもう予めもう十分想定して、 それを言うか言わないかっていうのは、まぁその時のドクターの判断だと思う。
MRIとか診た時に非常にこれは難しいと、でもこれを難しい手術あのー危険であるということを言う先生もいるかもしれないけど、 人工肛門もそうですけど、すべてを言った状態で、 治療をびくびくした状態で受けるのかというと、それは医者として正解かどうかは別だと思う。 逆に言えば不安がらせないように手術に挑んでもらうのも、 やっぱり主治医として大事な事なので。」(宮本和尚医師ICレコーダー)

と難しい、危険とは何も聞かされないまま(あとから言ってきました)危険な手術に命懸けで臨まないといけません。

そして挙句の果てが、

「子宮内膜症で人工肛門つけられた方っていうのは、自分の患者さんにも何人かいるんです」
「経験が少ない人っていうのはもう子宮をとることしか考えてないので、 さっきも言ったように、もう本当に膀胱に穴をあけて、いわゆる損傷して、たぶんとると思います。」

経験が少ない人=若い医師は、やはり子宮を取る事しか考えないのでしょうか・・・。

「例えば輸血してアレルギーがあった時に、まぁアレルギーっていうのはひどかったらねぇ、喉頭浮腫って、こう浮腫んで息出来なくなるとかね、 血栓症っていいまして呼吸不全でその場でね、亡くなってしまうっていう、 僕も何人か、今まで人生で2人経験したんですけどね。」(宮本和尚医師ICレコーダー)

と、病院はアゴニスト療法が血栓症のリスクがあって、患者のためにならないと言いながら、 血栓症で死亡リスクのある手術にわざとしているのです。
実際、私は術後に合併症として腸閉塞を起こしました。

そして、開腹子宮全摘となれば、卵巣も卵管も取り放題。
その為の開腹子宮全摘手術です。

・産婦人科救急
産婦人科救急疾患に単独で初期対応できるようになる。
とくに緊急手術などの迅速な判断と執刀が出来るようになる。

が為に、

「はっきりわからんから基本的には(卵巣)残せるって事ね、それはお腹を開けている間、 そんな相談できないですからね。」(宮本和尚医師ICレコーダー)

事前に卵巣の核出や全摘の相談もさせてもらえないどころか、「卵巣はおいておく」と言われ、事前の検査は一切せず、 術前に説明も相談も無しで(救急外来でそんな暇なありません)、 同意書の「開腹所見により、卵巣卵管は追加手術」の一文は、実に病院にとって都合のいいように出来ています。
結果、温存希望はもみ消された挙句、左の卵巣以外は根こそぎとられました。
医師免許があれば、同意書一枚でやりたい放題です。


では、どうしてこのような医療行為(?)が可能なのでしょうか。
それは

「インフォームドコンセントとかそんなんも、かなりきっちりというか、 他の病院に比べてやっぱり時間とってますので。」(阪大病院・セカンドオピニオン)


それに対して、北正人医師も宮本和尚医師も
「適応の無い治療法の説明義務はない」です。
インフォームドコンセントがしっかりとなされていないということです。
しかも、他院でどのような説明や治療が行われているかも知りませんでした。

日本医科大学に限らず他院では
「他院で開腹全摘と言われて来た方にGnRHアゴニストを用いて筋腫核を小さくした後、 できるだけ腹腔鏡手術を行います。」


しかし、神戸市立医療センター中央市民病院では(アゴニスト療法もせずに開腹子宮全摘術)が

「治療はベストな治療をする為に先生が選択した」(宮本和尚医師ICレコーダー)

です。
明らかに他院との差がありすぎるのではないでしょうか・・・。

その一方で患者も、病院の言う事だから、医師の言う事だからと、治療方法がそれしか提示されない事で、
それしかないのだと信じ込んでしまいます。
そもそも、神戸市立医療センター中央市民病院だからと、間違いないと思って、信じて行っているのです・・・。

その結果として、神戸市立医療センター中央市民病院では、その治療方針として、他院では行われないような、 開腹全摘手術が行われるのです。

挙句の果てに病院から、

控訴人は信用性が低い。

と罵られるのです。

患者は説明もされず、希望もしていない、納得もしていないまま子宮を取られ、手術の侵襲ストレスだけでなく、 子宮喪失感から鬱に陥り、人権まで蝕まれ、一生苦しむことになるのです。

宮本医師が語っています。

「手術してちょっと精神的におかしくなったとか、精神、 手術して手術後仕事ができなくなったっていう人も、確かに見てます。」(ICレコーダー)

です。


重ね重ね言いますが、私のような大きな子宮筋腫でも、他院では腹腔鏡でしてもらえたのです。


神戸市立医療センター中央市民病院で、アゴニスト療法の術前投与も無しに開腹全摘となった人はその可能性が高いのではないでしょうか。

産婦人科ガイドラインでも、

「子宮筋腫が手拳大以上の場合はすべて治療の対象とされていたが、近年では診断法の向上や社会状況の変化によって、 単に大きさだけでなく年齢や症状、さらには患者の希望などによって個別化して治療方法を考えるようになった。」

です。
さらに、

「まさに『婦人科良性疾患はお腹を切らずに治す時代が来た』」と言っても過言ではありません。」

です。
しかし、神戸市立医療センター中央市民病院では一律に開腹子宮全摘となっていました。
医師が妊娠や温存の可能性が無いと判断されたら、何の相談も・説明も無く開腹全摘となるのです。
結果的に、神戸市立医療センター中央市民病院では、研修医の為の研修医による手術が行われているのです。
そして、わざと困難な手術にして、研修医は腕を磨いていくのです。

この病院では何を目標としているのでしょうか。
患者はどちらを選ぶでしょうか。

そしてそれはこれからも繰り返されるのです。
宮本和尚医師曰く

「実際、泣蜂さんみたいな方が又来られても同じように対応させて頂くと思います。」

です・・・。


次ページでは今回の手術・治療の実際です。


人口減少 神戸が全国で最大



最近TV(NHK神戸放送局)で、このようなニュースを見ました。


「総務省の発表した口動態調査では、神戸市の人口減少数が全国で最大となったとのこと。
神戸市の人口は148万9820人で、前の年と比べて、6235人減り、全国で最も減少。人口減少は少子高齢化による自然減や、東京や大阪への転出が減少の理由。」
といった内容でした。

それも当然と言えるでしょう。
妊娠希望のある患者から、話も聞かず、子宮を取る事しかしてこなかった神戸市立医療センター中央市民病院が、 神戸市の基幹病院、神戸市民最後の砦となっているのです。
人口減少の要因の一つとなっているのではないでしょうか。

N先生曰く「40何歳で、お産するなんて本当に命がけ。中央市民はわざわざ、そんなん(妊婦)作らない。」

です。(第4章超高齢出産)